第1章 青山と馬とインターネット

 

 1995年春、僕は東北の田舎から、ここ東京に出てきた。今から約5年前である。

 この頃、待たれていたウインドウズ95は発売が延期になり、インターネットはまだ普及の兆しすら見せていなかった。

 現在はポピュラーになったオープンカフェの走りである、
 青山『ラスチカス』は、
 28kモデムでネットに繋いだMacを1台置いただけで、
 「最先端のインターネットカフェ」と、各雑誌に取り上げられていた。
 ちなみに僕の知る限りで、この店でインターネットしてる人を見た事はない。

 1995年とは、つまりそういう時代であった。


   『ラスチカス』 客は外人ばっかり


 僕が住むことになった学生寮は、その『ラスチカス』の3軒隣にあった。
 「日本のシャンゼリゼ、五番街」と言われる青山に、
 男子学生ばかり100人、しかも全員ド田舎者が住む寮があるなどということは、
 意外に多方面に知られており、
 ひとえに寮生の日頃の悪行の賜物であった。

 『ラスチカス』も寮も、便宜上、ここでは「青山」に存在するとしているが、
 住所的には「渋谷区神宮前5丁目」である。
 「まあここも青山と呼んでもいいかな」といったような所である。
 実際、どこを「青山」とするかは、非常に微妙な問題なのだ。

 「青山」とは正確にはいったいどこを指す呼び名なのだろうか。

 「青山」という名前が使用されるエリアは、
 「軽井沢」と同じように、どんどん放射状に広がっており、
 「ここも青山と言えるの?」という所にも使われてたりする。
 六本木の「青山ブックセンター」もその一つであった。
 六本木なのになぜ「青山」とわざわざ命名したのか謎であったが、
 ようやく2年前、「青山ブックセンター青山店」が開店することによって、その謎はますます深まりを見せた。

 
『青山学院』があるところも、正確には「青山」ではない。
 青学の住所は「渋谷区渋谷」である。
 いわば渋谷の中の渋谷、キング・オブ・渋谷である。

 しかしながら、学院周辺の建物は『青山ケンネル』『青山劇場』と、あくまで「青山」と名乗ろうとする。
 実はこれには理由がある。いわゆるみんなが想像する「繁華街・渋谷」は
 「道玄坂」「宇田川町」方面に発達しており、
 本来渋谷であるところの「渋谷」にはそういう賑わいがないので、
 どうしても『渋谷ケンネル』『渋谷劇場』と名乗るのにはためらいがあるのだ。
 かといってダサイ名前は嫌だし、「青山で行っちゃえ!」となったのではないかと予想される。


 そもそも「青山」という地名は存在しない。あるのは「港区南青山」「港区北青山」だけである。
 『青山一丁目』という地下鉄駅があるが、そんな「丁目」は実際には無い。
 だいたい「青山」が存在しないというのに、その上「一丁目」などという、
 まことしやかな接尾語まで付けるなんて、その思い切ったフィクションぶりにシャッポを脱ぐ次第である。

 青山と呼ばれる地の大部分は、かつては原宿村と上渋谷村であった。
 江戸初期、徳川家が、幕臣青山忠成公に、
 馬を走らせて走り切った所までの土地を与え、
 そこに青山公が広大な屋敷を建てた所から、この呼び名が生まれたという。
 もしその馬が、春の天皇賞馬・スペシャルウィークだったら、今ごろは渋谷〜池尻大橋あたりまで「青山」だったかもしれない。
 ちょっと横に逸走してしまったら、千駄ヶ谷あたりが「青山」になっていたという、恐ろしいことにもなりかねなかった。


 でもまあ、個人的な考えでは、国道246号線沿いに、表参道交差点から赤坂郵便局あたりまでが「青山」であると思う。
 地名的にも、その範囲が、ちょうど「南青山」「北青山」になる。


 DJ赤坂泰彦は、
「青山ベルコモンズ」までが「青山」とTVで言っていたが、
 それではあまりに『青山霊園』に申し訳ないのでは? 
 と思ったのは、きっと僕だけではないだろう・・・・・。

  
 今回はこんなところで終了です。
 第二回もよかったら読んでください。それでは。

 

 

第2章 王様とロボットと幽霊スポット

 

寮のある表参道から、半蔵門線で1駅、銀座線2駅のところに、
青山一丁目駅がある。

各国大使館やオフィスビルが立ち並ぶビジネス街だが、
すぐ近くに、神宮外苑、赤坂御所があり、緑が多い。
建物も低く、丸ノ内や新宿のような、
無機質で息苦しい感じが無いところが、好感の持てる街である。

青山一丁目駅にある案内図

激動の東欧情勢、ならびに相次ぐ金融機関の破綻で、
修正だらけ。


青山美食倶楽部主宰・イシカワが、
散歩に最適なこの辺りのお薦めスポットをご紹介しよう。


青山一丁目のランドマークの一つに『青山ツイン』がある。
正式名称『新青山ビルヂング』(三菱地所系のビルは全て
「ビルディング」ではなく、なぜか「ビルヂング」である)
同じ形のビルが双子のように並ぶ、変わったビルだ。

『青山ツイン』外観


今から約8年前、このビルのワンフロアに、
発足したばかりの
「ソニー・コンピュータ・エンタテイメント」
(以下「SCE」)があり、任天堂との提携のもと、
『スーパーファミコン用CD−ROM機』を開発していた。

それはソニーブランドで発売される予定であり、
同時発売の超大作RPGもSCEが製作、
ソニーがその機に賭ける意気込みは並々ならぬものがあった。

そこへ突然、任天堂が提携を破棄。
任天堂はオランダのフィリップス社と提携を結ぶ。
ソニーにゲーム機の実権を握られることを恐れた、
任天堂の造反であった。

その結果、莫大な費用をかけたソニー製CD−ROM機と大作RPGは
お蔵入り。SCEの社員は悲嘆にくれた。
「任天堂憎し」
この悔しさと執念で、SCEは、その後たった1年で
プレイステーションの規格を立ち上げ、
みるみる任天堂を追い抜き、あっという間に業界トップに踊り出る。

SCEは、現在、ここの近くのビル全フロアを借り切っている。

 


散歩でここに来たら、『青山ツイン』2Fにある、
トイショップ『グラン・パパ』に立ち寄ろう。
津川雅彦が経営するおもちゃ屋である。
レトロチックで懐かしい感じのするおもちゃ・ぬいぐるみが
店内ところ狭しと並んでおり、見るだけで楽しい。

必見はビルの壁に飾られた、津川雅彦の肖像画である。
王様のコスプレが非常に似合うが、
今度は是非、東条英機のコスプレ肖像画を飾って欲しい。

『グラン・パパ』

 

 


『青山ツイン』地下1階には、お気に入りの休憩場所、
フランス菓子『ルコント』がある。
ここのシュークリーム「スウリ−」(¥350)は、
ねずみの形をして、見た目にとてもかわいい。
周りの白いのはコーティングされた砂糖である。
そのため、激甘。
甘い物好きな主宰は大好物だが、万人向けではないかも。

これが「スウリー」
熱でちょっと溶けちゃってます。

 


『青山ツイン』を出ると、すぐ隣に、
ホンダ技研本社1Fショールーム『ウエルカムプラザ』がある。
二輪運転の体験マシンや、
F1の実写シュミレーションライドが無料で楽しめる。
喫茶コーナー、グッツ販売コーナーもある。

本田技研本社1Fショールーム
『ウエルカムプラザ』

ここには何故か、「ライダー専用トイレ」がある。


ここには自動車・バイクはもとより、
船のエンジン、ジェネレーター、電動アシストサイクルまで、
数多くのホンダ製品が展示されている。
さすが本社のショールームだ。

だが、「あれ」が無い。

そう、『P−3』だ。夢の2足歩行ロボット『P−3』
それが無い。レプリカくらい置いておいても良さそうなものなのに。
販売コーナーにも、『P−3』グッツは何も無かった。

世界に誇る発明をひけらかさないなんて、なんて奥ゆかしい会社だろう。
(ホンダのCMには、『P−3』出てるけど…)


これが完全自立人間型ロボット『P−3』
世界に衝撃を呼んだ発表時、多くのロボット学者が
「いやー、あれの中に入ってるのは俺なんだよね。バイトでさあ」
などと語り、悔しがったという。

 

『ウエルカムプラザ』にはインターネット端末が6台あり、ほとんど待ち時間なく利用できる。
『青山美食倶楽部』も(勝手に)ブックマークしてきたので、
青山にお出かけの際、『アオビ』を読みたくなったら、ぜひここへ。

 


『青山ツイン』と『ホンダ本社』間の道をまっすぐ行くと、
周辺では唯一のファミレス『デニーズ南青山店』がある。
夏は街路樹に隠れ、10mまで近寄らないと、
発見できないファミレスである。

『デニーズ南青山店』

主な利用者は雑誌編集者と、タクシー運転手と、
葬儀参列者。(すぐ向いが青山葬儀場という立地)


この辺りは、よく「出る」という噂がある所だ。
夜中、「白い人影を見た」「客を乗せたのに、しばらく走ったら乗ってない」
などと、タクシー運転手が、よくTVで証言をしたりしている。

というわけで、深夜、酒に酔った寮生が、
肝だめしでこの辺りを闊歩(かっぽ)するのである。

そこで発見するのは、たいてい幽霊ではなく、
ズラーっと並んで路駐しているタクシーの列だ。
例外無く、みんな車中でグーグー寝ている。

ここは夜になると車もほとんど通らなくなり、お腹がすいたらデニーズもあるし、格好の居眠りスポットなのだ。

実は「霊を見た」んではなく、「寝ぼけていた」だけなのでは?
と思うのだが、どうだろうか・・・・。

 



第2章はこれで終了です。
第3章もよかったら読んでください。それでは。

 

 

第3章 青山ミーハー倶楽部

 

ログキャビン・レストラン『バックウッド』は、
寮生お気に入りの店である。
主宰も週に一度は学友たちと来店した。
お酒を飲みに来る客が半分、
食事をしにくる客が半分、という深夜レストランである。
料理のボリュームや味が豪快で、値段もこなれている。
青山にあるからといって、決しておしゃれで高級な店ではない。

『バックウッド』

 なぜかいつもストーブを焚いた後の匂いがする店内は、
ログハウス風の内装で、野生動物の環境ビデオが流れている。
本当に山小屋に来たような気分にさせてくれる。

 ここではよく芸能人が目撃されており、
いしだ壱成やら、保坂尚輝やら、女性アイドルやらが
よく来ているという。ただ主宰は渡辺徹しか見た事が無い。

 この店の1Fにある「ポロねぎ亭」や、2Fにある中華料理店は
よく「anan」やら「Hanako」やらに紹介されている。
だが、地下にある『バックウッド』は雑誌に紹介されたことはない。
それゆえに、芸能人の隠れ家として使われてるのかもしれない。

 以前ここに、アメリカのロックバンド
「イーグルス」がお忍びで来店した。その時は、
寮生はこぞってCDを持ってサインを貰いにいったのだった。

 「イーグルス」をご存知だろうか?
 ヒット曲に「ホテル・カリフォルニア」があり、
ビジネス雑誌「Forbus」で「ミュージシャン長者番付」があると、
「ビートルズ」「ローリングストーンズ」「マイケル・ジャクソン」
等に続いて、4位か5位につける大富豪である。

 そんな大金持ちが、我々がいつも食べている、
「ジュージューライス」だの「雪男わらじハンバーグ」
だのを食べたのかと思うと、感慨深いものがある。

「取材お断り」の方針かもしれないので、
店の外に飾ってある写真で中を想像してね。

 

 さて、芸能人といえば、宮益坂にあるうどん屋「澤の井」だ。
ここ界隈の店にはめずらしく、
芸能人のサインを、ごてごて飾っていて壮観である。
「所ジョージ」「松本人志」「リサ・スティグマイヤー」
なんかのサインが壁を埋め尽くしており、
なん人のサインが分かるかで、その人のミーハー度が分かる。
ここのうどんはとてもうまいが、
お薦めは「かやくごはん」(炊き込みごはん)である。こってりしていて美味しい。
これが目当てで通ってしまう。

『澤の井』

宮益坂の上の方にあるうどん屋。
赤坂TBS近くに支店もある。

だから芸能人が多いのか・・・?

 

 表参道周辺は、「青山アンデルセン」「APETITE」「ドンク」
といった、Hanako族ご用達パン屋が集中している。
「アンデルセン」では内田有紀一家が、
「APETITE」ではリサ・スティグマイヤーがよく目撃される。
(うどん屋からパン屋まで、スティグマイヤーはあちこちに
 出現している。なぜなら、近くに渡辺プロがあるからだ)

 主宰は、本来、こういうこじゃれた店が大嫌いだが、
「青山アンデルセン」はよく来店する。
なぜなら、友達がアルバイトしていて、割引で売ってくれるからだ。
主宰は「アーモンドカメ」がお気に入りである。
すごい名前だが、とてもうまい。

『アンデルセン』

発祥は広島らしいです。
『リトルマーメイド』って名前でも
支店がたくさんあります。

 

 この季節になってくると、青山学院の前におでん屋台が出現する。
この屋台のおやじは、一見冴えない見た目だが、
渋谷一帯の屋台を束ねている実力者だ(と自分では言っている)。
夕方は女子大生が、夜は大学の教授たちが、
深夜は、タクシー券を持っているマスコミ関係者が店を占める。
これほどバラエティーに富む客層の屋台はそうそうないだろう。
珍しもの好きの外人もよく来る。

赤坂の飲み屋から流れてきたTBS社員がここで酔いつぶれることもあるらしい。
元TBSの渡辺真理がここで酔いつぶれて、
元TBSの雨宮塔子がおぶってタクシーに乗せたこともある(とおやじが言っていた)。

『スーパーAZUMA』

このビルのオーナーは
とても気前がいいと、
ツタヤの社員が言っていた。

 最後に表参道交差点の、スーパー「AZUMA」を紹介する。
 ここのAZUMAビルは、「ツタヤ」、ゲーム屋、ヘアサロン、
カラオケ屋、焼き肉屋なんかがテナントで入っており、
娯楽の殿堂のようなビルだ。とくに、1Fのスーパーは
24時間営業で、深夜族の寮生ご用達である。
はっきり言って、このビルに行かない日は無いと言ってもよい。
 
 便利であるからには、芸能人も当然よく利用する。
 ねらい目は、日曜日の深夜1時頃だ。
 なぜなら、
 「サンデージャングル」の生放送を終えた中居正広が、
 必ず買い物をして帰るからである。

といったところで、今回は終了です。
よろしければ第4章もよんでください。

 

第4章 クリントンとビル・ゲイツと青山マダム

 

貧乏な主宰であるから、ファーストフードは頻繁に利用する。

主宰は特に、ハンバーガーが大好きである。
安くて美味しくて、時間のない時でもすぐに食べられる。

かつて『ハンバーガーを食べると、精子が減り、精力が減退する』
という新聞記事が出て話題になった(1998年11月12日全国紙)。
だが、ビックマックに目がないクリントン大統領を見れば、
「精力減退」というのは信じられないのだが、どうだろうか。

ベストセラー『買ってはいけない』でも
ハンバーガーを批判している。
しかし反論も多い。
この論争はとても興味深いので、
いずれまとめて取り上げたいです。

 


青山で有名なハンバーガーショップと言えば
青山通りと骨董通りの交差点にある『クア・アイナ』である。
ここからは、いつも
炭火で焼いたパティ(肉)の香ばしい匂いが流れており、
ついつい引き寄せられる。

ここはハンバーガー1つが¥980する。
おまけに昼時は行列が出来たりする。
まるで、モスクワに初めてできたマクドナルドで
ビックマックを買うロシア人のような気分だ。

『クア・アイナ』

 



どこにでもポストのように立っているマクドナルドの看板は、
ここ青山には2つ存在する。(国道246号線沿い)

オーバルプラザ内

「マクドナルド」


主宰がよく利用するのは、オーバルプラザ内にある
「マクドナルド青山学院前」店だ。
ここでは昔、白人のおばちゃんがいつもポテトを揚げてることで、
常連に話題になった。
混雑時でも、本当に楽しそうにポテトをどんどん揚げてる姿は、
まるでアメリカの片田舎のダイナーにいる気分を味わせてくれる。

 

『ランチョン』

シーザーサラダが美味しいです。


ポテトと言えば、「こどもの城・青山劇場」横にある
グリルレストラン『ランチョン』である。
「ヒーローインタビュー」という、
誰も観たことのない映画で撮影に使われたこの店は、
ランチのボリュームで有名。

とくに、ピザやフライドチキンの付け合せについてくるポテトの量は半端じゃない。
実にアメリカンな「質より量」の精神に好感が持てる。

『マクドナルド』

マックのHPからは、
割引クーポンがダウンロードできます。
(プリントアウトして使いましょう)


外苑前駅近くのスーパー『東急ストア』内に、
もう一つのマクドナルドがある。
去年まで店内には、少女マンガを中心に多数のマンガが設置されており、
女子高生の格好の溜まり場になっていた。
少女マンガ好きの主宰も、暇な時は、コーヒー1杯で、
マンガ喫茶代わりに何時間も居座った。
ところが今年から、そのマンガが撤去されてしまった。
少し責任を感じている主宰である。

『東急ストア』


ちなみに、ここ『東急ストア』は、主宰ご用達のスーパーである。
大学の授業が終わった後、酒の肴の刺身などをよく買いに来る。

どこのスーパーもそうだが、夕方になると、
肉や魚といった生鮮食料品を値引きする。

ベッドタウンにあるスーパーは、たいてい値引きが始まると、
とたんに売りきれてしまうものだ。
だが、青山のスーパーは、閉店間際でも、多くの値引き商品が残っている。
ゆっくり吟味して買うことができ、とても便利だ。

特に『東急ストア』は、夕方でも客が少なく、混雑もない。
なぜなら青山の有閑マダムは、買い物は昼のうちにすませ、
夕方はシステムキッチンで、
ダーリンのために手の込んだ料理を作ってる決まりになっているからだ。


『吉野家 初台店』

関係ないが、
英国人と仏人は、米人の味音痴をバカにする。
だが、英国人は「食器に凝りすぎ」、
仏人は「ソースかけすぎ」と逆にバカにされる。

牛丼の好みはいろいろ分かれる。
基本的に「吉野家」派と「松屋」派があると言われるが、
主宰はそれ以外にも「らんぷ亭」と「めしや丼」派があると考える。
「らんぷ亭」はミニ牛丼(¥300)があり、
小腹が空いた時によく利用する。
「めしや丼」は、肉が分厚く、
「肉を食った!」という気分になりたい時、最適である。

青山から少し離れるが、
「日本のミニシリコンバレー」と呼ばれる新宿区初台に、
『吉野家 初台店』はある。
甲州街道と山手通りの交差点にあり、便利な立地なのでよく利用する。
ここは、マイクロソフト会長ビル・ゲイツが、
元アスキー社長 西和彦と牛丼を食べたことで有名である。

第3章のイーグルスといい、ビル・ゲイツといい、
アメリカの金持ちは、好んでジャンク・フードを食べる。
もっとましなもの食べたらいいのに・・・・。

 



第4章はこれで終了です。
第5章もよろしければ読んでください。 

 

 

第5章 建築用語の「ラーメン構造」の「ラーメン」はドイツ語って知ってた?

 

青山に無いものと言えば、「映画館」と「うまいラーメン屋」である。
生活のほとんどが「映画」と「ラーメン」である主宰にとって、これは死活問題である。

でもまあ、ラーメンはともかく、青山に「映画館」が無いというのは正直、意外だった。
逆に見れば、「映画館」も無いのに、情報発信基地として機能している青山はすごいと言えるだろう。

『青山スパイラルホール』

何やら芸術っぽいことをよくやってる、多目的アートスペース&イベントホール。
ここは最近、映画の上映を行って話題になった。
映画でもやってくれなきゃ、こんな所になかなか入ることはない。



表参道周辺に関しては、普通のラーメン屋は結構ある。
だが、雑誌によく載るような名物店が無いのだ。
せっかく都心にいるのだから、評判のラーメン屋に通いたいのである。
例えば千駄ヶ谷の『ホープ軒』や環七沿いの『なんでんかんでん』などだ。
スクーターを手に入れてからは、23区中を駆け巡ってラーメン屋開拓にいそしんだ。

しかし、そうそう遠くのラーメン屋まで出かけるわけにはいかない。
ラーメンが一番食べたくなる深夜は特にそうである。
そういう時はたいてい、寮に一番近い『ラーメンはやかわ』(通称「やかわ」)で済ませる事が多かった。
決して「うまい」と言えるラーメンではないが、ここは麺類を注文すると、無料で「大盛り&ご飯1杯」サービスをしてくれる。明け方4時くらいまで営業しており、貧乏夜更かし学生の御用達である。

ラーメン『はやかわ』



ラーメン党にとって青山は、去年までは冬の時代であった。

ところが、今年になってなぜか、『東京ウォーカー』『東京1週間』ラーメン特集の常連店が進出してきた。

新宿の有名店『蔵元』はモスバーガー跡地にいち早く出店し、主宰の行きつけとなった。赤ミソとゴマ風味が特徴のこってり系ラーメンである。

そして、最近、小田急線沿線のどこかから(すみません、忘れました…)進出してきたのが、『醍醐(だいご)』である。
ここは、とんこつ味で、麺は太麺。(九州の方には邪道と思われるかもしれないが、主宰は太麺のとんこつラーメンが好きである)
フランクに話しかけてくるおばちゃんに食券を差し出すと、ご飯もいっしょに頼むように薦められる。
ここの店では、そのようにするのが普通だと言う。
その組み合わせには、ご丁寧に『雪濃湯』という特別な名前まである。

『蔵元』



みなさんは、ラーメンをおかずに、ご飯を食べられるだろうか?
ラーメンとライスをいっしょに注文する人は結構多いけれど、
私は、たとえライスサービスの店でも、ラーメン&ライスの組み合わせには抵抗を感じて、ライスを注文したことはない。
「炭水化物を炭水化物で食べるなんて…」と、
お好み焼きをオカズにご飯を食べる関西人に殺されそうだが、つい、そう考えてしまうのだ。

ちなみにマンガ「美味しんぼ」ではラーメンライスの食べ方として、
「麺とスープを口に含んで、ご飯をかきこむ」「麺をご飯にのせて(!)ご飯を食べる」
等の作法が紹介されている。

『醍醐(だいご)』

元々ここは「金太郎」という寮生お馴染みのお好み焼き屋だった。
現在「金太郎」は2階のみの店舗になっている。(以前は1・2階だった)



さて、『雪濃湯』だが、おばちゃんの説明によると、麺を食べ終わった後に、ご飯をスープに入れて食えという。
なるほど、そういう風にすれば、「おじや」のようにご飯が食べられる。
抵抗を感じること無しにラーメン&ライスが食べれる。
これは新発見だ。ライスサービスの店に行けば、安く腹いっぱい食べられるということだ。
貧乏グルメを提唱する青山美食倶楽部の主宰として、汗顔(かんがん)の至りである。

というか、こういう食べ方って、もしかして、当たり前のことなのだろうか?!
(特にとんこつの本場、九州の方!)
知らなかったのは主宰だけだったのか?!
九州ではみんなこういう風にして食べてたりして・・・・。

『スターバックスコーヒー』

その店舗の異常な増え方は、アメリカではよくジョークのタネになっている。
「オースティン・パワーズ」では悪の秘密組織「バーチュコン」のダミー会社としてギャグにもされた。



青山一丁目周辺は、輪をかけてラーメン屋が少ない。
正確に言えば、中華料理店などはあるのだが、気軽に入れる『ラーメン屋』というのが無い。
ラーメン屋に限らず、この辺りは、ファーストフード・ファミレスのなど、気軽に入れる類の店がほとんど無いのだ。
あのマクドナルドも無い。
それどころか、現在都内にガン細胞の様に急増している「スターバックスコーヒー」でさえ無いのだ。


その中にあって、雑誌に(たまに)載る名物ラーメン屋が、ただ一軒ある。
『麺屋武蔵』である。
立地的に言うと、駅から遠いし、周りには青山墓地しかないし、最悪である。
逆に見れば、「競争相手がいない」というメリットがあるが、とにかく同業者どころかめぼしい食事処すらない所なのだ、この辺りには。(近くに赤坂高校があるから、エスケープ高校生が上得意である可能性もある)

『麺屋武蔵』

ピンぼけしちゃってごめんなさい。


店内はかなり綺麗。厨房も店員の制服も汚れ一つ無い。
食券制だが、なんでも「お金を触った手で調理したくない」というポリシーなのだとか。
店の至るところにスープについての能書きが書かれていて、自信の程もうかがえる。
焼き魚や煮干・昆布から取った、化学調味量ゼロのスープが自慢なのだという。
なるほど、魚臭さを感じる。しかし生臭いというほどではない。

「上手にダシを取ったんだな、職人の技だな」なんて事を思わせたりするが、はっきり言ってソバつゆの味そっくりである。
正確に言うと「ゴマ油で揚げた天ぷらを使った天ぷらソバのつゆ」の味だ。
麺もちぢれのない太麺で、ソバそのもの。
でも美味しいのは確か。
うまく言いかえれば、日本人の味覚に合った『和風ラーメン』といったところだ。
主宰はかなりお気に入りである。
初めて行く方は、スープをたくさん飲んで、よく味わってもらいたいので、「あっさり味」で注文しよう。

『麺屋武蔵』の場所は第2章の地図に載ってます。

今回はこれで終了です。
次回もよろしければ読んでください。

 

 

第6章 渋谷・青山を喰らう

 

今回は、手頃な値段で腹をいっぱいにできるお店をとりあげよう。
というか、初めはこういうお店の紹介を中心にしたページにしようと思ってたのだが、
いろいろ周り道してしまった。ようやく「貧乏グルメ」を提唱する主宰の本領が発揮できる。



渋谷の『千歳会館』は、学生ご用達の飲み屋ビルである。
とにかくどの飲み屋も安い。というわけで、新入生歓迎など、コンパの季節になると、元気な学生たちで埋め尽くされる。
ただし出される酒は値段相応の安酒なので、気持ち悪くなってすぐに吐く。
酒を飲みなれない女の子を酔わせるのには最適かも。

渋谷宇田川町

『千歳会館』



ここの2階にあるのが、回転寿司『味よし』。もとは宅配寿司チェーン。
ここは男性¥1380、女性¥980で、寿司が1時間食べ放題。
コンベアは2段になっていて、上段には、飲茶(ゴマ団子、春巻き、シューマイ・ギョーザ等)、
つまみ(枝豆、唐あげ)、が回っていて、つい全種類制覇を目指してしまう。
デザート用に杏にん豆腐やケーキもあって、甘味好きの主宰も満足。
ただしケーキはやけにバカでかいので、先にケーキを食べると他が入らなくなる。
お薦めは、自家製(たぶん)のミルクレープ。このケーキと鴨寿司が目当てで、主宰はここに通う。

千歳会館3Fにも食べ放題の店がある。
焼き肉『東海苑』は、AM11〜PM2まで、
焼き肉が1時間¥980で、食べ放題。


 



ご飯お代わりサービスの店はよく見かける。こういう店は貧乏人にとって非常にありがたい。
とくに「何杯でもタダ」というところでは、ご飯をつめ込めるだけつめこんで、腹を1日持たせることも可能だ。

牛タンの店『ねぎし』は、道玄坂の途中、「プライム」の地下にある。
(新宿や銀座にも何軒かある。元は仙台の店らしい)
定食ものがメインだが、お酒の種類も充実していて店も奇麗なので、
会社のいいポストにいそうな品のいい御年配や、若いカップルも多い(アスキーの西元社長もごひいき)。

 

ここは定食を頼むと、ご飯(麦飯)がいくらでもお代わりできる。
近くの店員にお代わりを頼むと、その店員はでっかい声で「お代わりいただきましたーーっ!!」と叫ぶ。
いただくのは客のほうなんだけど、ここではそう叫ぶのが決まりみたいだ。
他の店員はそれに続いて「ありがとうございまーーーっす!!」と叫び返す。とても元気がよくて気持ちがいい。
定食は昼の部が¥1000前後。夜の部はそれに¥300くらい増しになる。


 

青山一丁目『CIプラザ』

青山一丁目は、第5章で触れたように気軽に入れる店はないが、
ランチに限ればいくつかお気に入りがある。(それでもサラリーマン向けだから、学生にはやはり敷居が高いけど)

周富徳の店「富徳」は、CIプラザ地下1階にある。

伊藤忠商事と、神宮外苑のイチョウ並木の間あたりである。
ここはランチが¥1000で食べられる(その他麺類や丼ものも¥1000)。
ランチの中身は、ごはん、野菜スープ、ザーサイ、杏にん豆腐、それとメインの料理。
メインは、鳥肉の炒めもの、魚の煮物、マーボードウフとか、日替わりでいろいろあって、
本来はちゃんした四文字熟語の正式名称があるけど、読み方が難しいので覚えられない。
(漢字の正式名称で書いた方が、ありがたみがあるけど・・・)
ここはご飯がおひつでドンと来るので、ガバガバ食べられる。
¥1000払っても、お腹の満足度に十分釣りあう。
お茶もとても美味しいし、杏にん豆腐は甘さ控え目で男性にもお薦め。

広東料理のお店です。
料理教室もやってるみたいです。

ちなみに2人でランチを頼むと、料理が一品増える。
¥1500のランチにすると、さらにいくつか料理が増える。
ただ、真っ昼間から中華料理を何皿もとても食べられるもんじゃない(脂っこいし、ちょっと辛いし)。
一人で来ているお客さんの方が多いくらいである(主宰も一人で行く)。
ちなみに、昼でも周さんがたまに顔をみせることがあるようだ(会った事ないけど)。


 

 

喫煙席はサークルなどで激混み。
禁煙席はいつもガラガラ。
学外の方は禁煙席がお奨め。


最後に、安くお腹いっぱい食べれられるということで、青山学院大学が誇る学食を紹介しよう。
ここは学外の人でも気軽に利用できる。

お奨めは、日替わりの定食
和風定食\400 サービスランチ\400 デリシャスランチ\460 特定食\500
うどん・ラーメン\230 カレーライス\300 唐揚定食\430

公共の食堂(例えば渋谷区役所の食堂や東大などの国立大学の食堂)に比べると、私立大学の学食は少し高めかもしれない。
だが、その分だけメニューは豊富だし、奇麗だし、女子学生が多くて華やかなので良いのである。
青学は夜間部もあるので、夜8時くらいまで営業している。
カップルは、デートの際、ぜひディナーに学食を利用しよう。
青山という高級な土地で、学食を食べるというキッチュ感を楽しめる。
ただしお酒は飲めないので、飲みたい向きには目白の学習院大学をお薦めする。
そこの学食は、なんと夜、酒を出すのだ。

『富徳』の場所は、目次ページの地図にあります。

今回はこれで終了です。

次回もよかったら読んでください。

 

 

第7章 青山名物(独断)「ネージュ」

 

表参道交差点周辺は、最近大きくリニューアルした。
渋谷女子高校跡地に明治生命本社ビルが建ち、昼人口が一気に増加した。
それに合わせるかのように、周りに新しい店がどんどんオープンし始めた。

『明治生命本社ビル』


オープンカフェブームの先鞭となった『メゾン・ド・パリ』跡地は、長い間空き地になっていた。
オープンカフェに関しては、以前、古館伊知郎がTVでこんな自説を語っていた。

「西麻布のオープンカフェに行ったら、外人たち、みんな股を開いて、
ダラーっと椅子に座ってるんだよ。男性も女性も。
日本人はみんな足組んだりしてピシっとしてるのに。これって、やっぱり文化の違いなんだよ。
向こうではカフェは『くつろぐ所』だから、ダラっとするのが普通なんだね。
日本人はカフェ文化が無くて、オープンカフェを「おしゃれなもの」と思いこんでるから、
カッコつけて足組んだり、読めもしないのに、英字新聞広げたりするんだよな」

股開いてダラっとしてたのは、ただ単に暑かったからじゃないだろうか・・・・(放送は8月くらいだった)。

『アニバーサリー』

女性向けのファッション店やカフェなど。


ただ、確かに日本にはオープンカフェというのは合わない。なにしろ日本は「温帯モンスーン気候」である。
モンスーンというくらいだから、夏は湿度が以上に高い。
それなのになぜわざわざ外でコーヒーを飲まなきゃいけないのだろうか・・・。
「ド・パリ」が潰れたのは物の道理だと喜んでたら(主宰はオシャレくさいものが大嫌いである)、
その跡地に、つい先日またカフェがオープンした。まあいいんだけど・・・・。

いろんな名前の看板が出てて、正式名称、分からない・・・。





表参道には、日本を代表するデザイナーが集まっている。
一介の主婦から、パリ・オートクチュール組合に所属する唯一の日本人デザイナーにまでなった『ハナエ・モリ』や、皇室ご用達のオートクチュールとして有名になった、『キミジマ』等である。

『ハナエ・モリ』ビル


『キミジマ』の創始者君島一郎が1996年に死去した時は、遺産相続や後継者問題で大きなスキャンダルになった。
正妻の次男と、脇腹の長男との『キミジマ』の名前をめぐった争いである。
連日この場所にはテレビ局や雑誌者の記者が陣取ってお祭り騒ぎの様相を呈していた。
しかし思うのだが、海外のファッション界(およびデザイナー)は、射殺事件だの、
ゲイのカミングアウトだの、スキャンダルだらけである。
それに比べればキミジマ・スキャンダルなどかわいい方だと思うのは私だけだろうか。

『キミジマ』




表参道の中でも最も文化的な施設の一つが『青山劇場』だ。
ここはよく、海外の大作ミュージカルの翻訳版を、大スターを使って公演する。
言うなれば「ミニ帝劇」とも呼べるかもしれない。
(最近新宿に「オペラシティ」ができて、相対的に位置が落ちたかもしれないけど)
ここでは年に1度必ず少年隊の公演が行われる。その時だけ、ここの周りは異常な興奮に包まれる。
少年隊の追っかけが日本全国から集まり、昼と言わず夜と言わず徘徊(はいかい)する。
柱のポスターに記念の落書きをしまくるので、去年あたりから落書きスペースも用意された(・・・ってまるで保育園)。
公演を終えた少年隊が劇場から車で出てくると、みんな全力疾走で追いかける。(渋谷まで追っかける子もいる・・・)
以前、追っかけを振りきろうとした猛スピードの少年隊リムジンに轢かれそうになったことがある。

「こどもの城」内『青山劇場』

実験的な公演を行う『青山円形劇場』もある。





表参道の散歩に疲れたら、フランス菓子「シャンドン」で休憩しよう。
主宰は昔よくモーニングセットを食べるために通ったが(安くてボリュームがあってとても良かった。トースト・サラダ・コーヒーだけなんだけど、寮はトースター禁止だったので、トーストに憧れていたのだ)、基本的にケーキとコーヒーの店である。
青山学院に近く、高級感漂う店(ケーキもコーヒーもめちゃ高い。モーニングセットだけは特別に安い)なので、お嬢様女子学生ご用達である。
ここの名物(と主宰は勝手に思っている)ドリンクに、「ネージュ」がある。
カルピスと牛乳と生クリームを混ぜるだけという、まるで子供が考えたようなレシピの飲み物だが、以外と美味しかったりする。
みなさんも一度作ってみよう。

『シャンドン』

オシャレ系の雑誌に載ってるシャンドンの写真は、隣の吉野家をうまく構図から外している。というわけで、ここではあえて、フレームインさせてみた。

 

第8章は、「表参道散歩」の後編です。よかったら読んでください。
(第7章・8章で紹介されたお店の場所は目次の地図を参照してください)

 

 

第8章 クリントン青山招致計画

 


紀伊国屋は日本で初めてのスーパーである。前身は果物屋だったという。
スーパーといっても、頭に「高級」がつくスーパーで、品ぞろえや値段はデパートの食品売り場に近いものがある。
客は約3分の1が外国人。というわけで、外国からの輸入食材も豊富だ。
特に缶詰コーナーやパスタコーナーなどは、外国語が氾濫していて、ここが日本ではないかのような気になる。
最近日本で流行りだした「スムージー」も、ブーム以前から輸入しており、西海岸スタイルで、ポリタンクに入った巨大スムージーを買う事ができた。

『紀伊国屋』


田舎者の寮生は、だいたい本屋と勘違いして入って、とまどうのだが、
さらにとまどうのは、レジが1Fに無いことである。わざわざエレベーターで2Fに行って会計するのだ。
(階段もエスカレーターも無い)
しかもエレベーターは2Fまでしかないのに、エレベーターガールがいる。
各階の説明とかをしなくていいので楽な仕事だ。
でも、「2階までしばらくお待ちください」
なんてことを言ってるうちに2階に着いてしまったりするので恥ずかしいかもしれないが。(客はみんな心の中でツッコミを入れる)

瓶詰めコーナー。やっぱり外国語ばっかり。

高級食材が多くて貧乏人には縁がないが、パスタは、種類も豊富で安い。



青山スパイラルホール脇にある『登龍門』は、本格的な台湾料理を食べる事ができる。
ここではセイロに入ったニラギョーザが、皮がプリンプリンしてて、主宰の好物である。
店内は狭くて暗くて、本場台湾の屋台のような雰囲気。
ほんとに狭いので、1つのテーブルに数組が相席になるのだが、そんなに大きくないテーブルなのであっという間に皿であふれる。
酔っぱらってくると、どの組が頼んだ料理か分からなくなって、
他人の料理を間違えて食べたりするんだけど、そのうちお互いどうでもよくなって、息投合してカラオケに行ったりする(マジ)。

台湾料理『登竜門』



寮は、夏休み・冬休み・春休みになると、風呂を沸かしてくれなくなる。
たいていの寮生は田舎に帰ってしまうからである。
東京居残り組は、毎晩風呂屋に通うことになる。
近くの風呂屋は、原宿の桜湯と青山の清水湯。
清水湯に行く時は、青山のメインストリートを洗面器を持って歩かなくてはいけないので、とても恥ずかしい。
(帰りなんか特に、頭が濡れてるから、ジロジロ見られてしまう)
清水湯にはたまに番台に若い女性が座ってることがあって、さらにドキドキする。
(でも、番台は脱衣場とは逆の方を向いているので安心)
港区民の日は入浴料がタダになるので、
その日だけ港区民の振りして(窓口で「港区民の方ですか?」と聞かれるので「はい」と答える)風呂に入る。ちなみに普段は入浴料は¥385。

『清水湯』

ラーメン『醍醐』のちょうど裏。





この表参道に、クリントン大統領が来るはずであったことをみなさんは御存知だろうか。
正確に言うと、青山学院大学でクリントン大統領が講演する予定だったのだ。
1992年、初来日の際、早稲田大学で講演を行ったクリントン大統領は、
1996年再び来日する際、また大学で講演を行おうとしていた。
早稲田に行った高校の先輩は、講演を聞いて母校の学校新聞に寄稿なんかしたりして、
「早稲田に来て良かった」などと、さんざん自慢していて、「うらやましいなー」と思っていたが、
なんと次の講演先が我が青山学院に決定した。

理由は、別に青学がすごいとか、そういうことではなくて、単に
「広い道路に面してて警備しやすいしー、迎賓館や永田町からも遠くないしー」
というだけのことであった。

青山通りに面していて警備しやすいという青山学院講堂。


迎賓館に近い、ということに関して言えば、上智大学の方が近い。
めちゃくちゃ近くて、大統領も歩いて行けるくらいだ。
ただ、いかんせん上智はカトリックだ。(大統領はプロテスタント)
別にカトリックだからって大統領が中に入れないとか、そんなことは無いと思うけど、
とにかく青学に決まったのだった。

ところが、折り悪く、その年は大統領選挙の年だった。
再選を目指すクリントンをこきおろすキャンペーンを、共和党が始めてしまったのだ。
分けの分からん大学で講演するより選挙が大事だとばかりに、
日本に来ること自体が、一週間前にドタキャンになってしまった。

やはり大統領と言えども「選挙落ちればタダの人」なんだなあ・・・・なんて事を思ってしまう。


なんせ、今年の来日時は、
モニカ・ルインスキー・スキャンダルの真っ最中で、自分が弾劾されそうだってのに、
日本に来て、のほほんと
テレビにまで出てるのだ。
3年前の共和党の選挙キャンペーンどころの騒ぎではないのに・・・。
クリントンはもう選挙に出ないから(大統領の任期は最長8年)「もうどうでもいいや」って感じで日本に来たとしか思えない。

TBSのHPでは、クリントンスペシャルのコーナーを未だに(もう半年前の番組なのに)自慢げに置いている。やっぱ大統領をゲストに迎えるって、宣伝効果高いよなぁ。

表参道商店街のみなさんも、国旗を振ってお出迎えしたかっただろうに・・・。

青山に関する話題は、これでひとまず終了です。
読んで頂いてありがとうございました。
今後は青山に限らず東京のいろいろな話題を取り上げていく予定です。(青山に関してもネタが溜まったら取り上げます)
それでは、また!

 

番外編1 覗き社員が捕まったTBSの「水戸黄門」で、今後、風呂覗きシーンはあるのだろうか?(赤坂編)

 

青山通りを皇居に向かって少し行くと、すぐに赤坂である。
渋谷が若者の街とするなら、青山は少し大人の街。
そして赤坂は更に大人の街であると言える。
西に行くにしたがってどんどん年齢が上がる。
もっと西に行くと、神田や上野になる。

東急エージェンシー前歩道橋から
赤坂見附方面を撮影。
ホンダe-テックキャンペーンCMでも、
ここからの撮影フィルムが使われていた。

赤坂見附交差点は、青山通り、紀尾井町通り、外堀通りが交差する五叉路になっている。
そして上には首都高速4号線、地下には丸の内線・銀座線と、まさに網の目のような交通の要所だ。
紀尾井町通りの下には弁慶掘があり、上には弁慶橋がかかっている。
弁慶掘では、夏場はボートを貸し出しており、デートに最適である。

以前、弁慶橋の上でなにげなく8ミリフィルムカメラを回してたら、
100mも離れた、このボート屋のオヤジがすっ飛んできて、
「何撮ってるんだ!」と怒鳴られた。
「ウチの写真をコンテストとかに出すなよ!」
とかいろいろ言って来るので、
これは写真じゃないこと、自分は、あんなボロボロの建物を撮るほどの物好きじゃないこと、を丁寧に説明し、さらにオヤジを怒らせた思い出がある。

弁慶橋のボートハウス。
手前の看板には
「濠内、魚釣り禁止」と書かれている。
弁慶橋。
どのボートも思いっきり
魚釣りしている。




この辺りは比較的夜中でも開いてる店が多い。
深夜でも花屋とかが開いてる。サラリーマンとかがよく買ってるが、
たぶん、奥さんにあげるとかじゃないのだろう。

そして、TBSがあることも、この街が眠らない理由かもしれない。
最近不祥事続きで評判の良くないTBSだが、腐ってもマスコミ。
憧れのテレビ局である。
寮の先輩でTBSのADになった人がいて、やらせ撮影のために、
寮生が(タダで)駆り出されたこともあった。

そのやらせ番組は「ウンナンのホントのトコロ」である。

TBS


TBS前には
ウルトラマンティガとダイナがいる。
なぜかガイアはいない。



TBSの本社ビルは通称「ビックハット」。屋上のヘリポートが帽子に見えるためだ。
夜になると、この「帽子」が綺麗にライトアップされる。
しかもオレンジにライトアップされれば「晴れ」
白ければ「曇り」、青ければ「雨」という、天気予報にもなっているのだ!
こんなアバウトな天気予報、誰が参考にするのだろう?

赤坂ミュージカル劇場


TBSにはオールスタンディングのライブハウス「赤坂BLITZ」や、
劇団四季による「赤坂ミュージカル劇場」が併設されている。
主宰は以前「赤坂ミュージカル劇場」のバイト面接で落とされた実績がある。

TBSストア

TBSから少し離れるが、一ツ木通りには『TBSストア』があり、TBSグッツが買える。
テレホンカードコーナーでは、TBSの人気アナウンサーテレカが買えるが、
最近、東幹久らとの乱交パーティ問題で、「ワンダフル」を降ろされた人気アナ、
志賀大志のテレカは無かった。
その代わり、鈴木史朗のテレカが売っていた。鈴木さんってTBS辞めたんじゃなかったの?!

吉野家

『高級吉野家』はもう無いので、
これは初台店の写真。


一ツ木通りには、昔、『高級吉野家』があった。(本当)
一杯¥1000くらいで、最高級の牛肉、ワインなどを使った贅沢な牛丼を出していた。
赤坂には\2500ビフテキ丼で有名が「津つ井」とかがあるが、それに対抗したのだろうか。
この『高級吉野家』は今はもう無い。
食べたことのある人は、「生涯食べた牛丼で一番うまかった」と言っている。
アメリカにある『吉野家USA』ではまだ食べられるという噂がある。
食べて見たい方は、アメリカへどうぞ。

一ツ木通りにかかってる
「赤坂@まつり」の旗。
なぜ「@」なのかは不明。


アメリカと言えば外人。この赤坂界隈は、外人がとても多い。
スターバックス赤坂店は客はほとんど外人である。
この辺りで道に迷った時の知恵を教えよう。

『外人に道を聞く』

これである。
特に自転車に乗ってる外人は、この辺りに住んでる可能性が高く、
下手な日本人より赤坂に詳しい。

 


首都高速3号線を六本木から霞ヶ関方面に走っていると、
赤坂溜池あたりで、『ドクター中松』看板に遭遇する。
昔は『世界の発明王中松義郎』と、自己顕示欲丸出しの看板だったが、
最近は『あのバイアグラより、ラブジェット(ドクター中松の発明品)』
と、商売っ気を出している。
ちなみについこの間まで、看板のドクター中松の目には電球がついており、
時々ピカピカ光っていた。

この人に東京都知事になって欲しかった。

『ブッシュ大統領から親書を送られた』
『大リーグの始球式でボールを投げた』
などなど、自分が海外でいかに有名かをよくアピールする
ドクター中松だが、「トンデモ本の世界」という本を読むと、
この人、そんなに大したことはない。
「ブッシュ大統領の親書」というものは、
ブッシュさんが州知事時代の時
「(地元の)発明大会開催のお祝い」
電報を送ってきただけだと言うし、
「大リーグの始球式」だって、
この間の日曜にやってた番組で、
高島忠夫が投げてたし、
誰でも投げれるようなものらしい。


次回は2000年1月の予定です。では!

 

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