第5章 建築用語の「ラーメン構造」の「ラーメン」はドイツ語って知ってた?

 

青山に無いものと言えば、「映画館」と「うまいラーメン屋」である。
生活のほとんどが「映画」と「ラーメン」である主宰にとって、これは死活問題である。

でもまあ、ラーメンはともかく、青山に「映画館」が無いというのは正直、意外だった。
逆に見れば、「映画館」も無いのに、情報発信基地として機能している青山はすごいと言えるだろう。

『青山スパイラルホール』

何やら芸術っぽいことをよくやってる、多目的アートスペース&イベントホール。
ここは最近、映画の上映を行って話題になった。
映画でもやってくれなきゃ、こんな所になかなか入ることはない。



表参道周辺に関しては、普通のラーメン屋は結構ある。
だが、雑誌によく載るような名物店が無いのだ。
せっかく都心にいるのだから、評判のラーメン屋に通いたいのである。
例えば千駄ヶ谷の『ホープ軒』や環七沿いの『なんでんかんでん』などだ。
スクーターを手に入れてからは、23区中を駆け巡ってラーメン屋開拓にいそしんだ。

しかし、そうそう遠くのラーメン屋まで出かけるわけにはいかない。
ラーメンが一番食べたくなる深夜は特にそうである。
そういう時はたいてい、寮に一番近い『ラーメンはやかわ』(通称「やかわ」)で済ませる事が多かった。
決して「うまい」と言えるラーメンではないが、ここは麺類を注文すると、無料で「大盛り&ご飯1杯」サービスをしてくれる。明け方4時くらいまで営業しており、貧乏夜更かし学生の御用達である。

ラーメン『はやかわ』



ラーメン党にとって青山は、去年までは冬の時代であった。

ところが、今年になってなぜか、『東京ウォーカー』『東京1週間』ラーメン特集の常連店が進出してきた。

新宿の有名店『蔵元』はモスバーガー跡地にいち早く出店し、主宰の行きつけとなった。赤ミソとゴマ風味が特徴のこってり系ラーメンである。

そして、最近、小田急線沿線のどこかから(すみません、忘れました…)進出してきたのが、『醍醐(だいご)』である。
ここは、とんこつ味で、麺は太麺。(九州の方には邪道と思われるかもしれないが、主宰は太麺のとんこつラーメンが好きである)
フランクに話しかけてくるおばちゃんに食券を差し出すと、ご飯もいっしょに頼むように薦められる。
ここの店では、そのようにするのが普通だと言う。
その組み合わせには、ご丁寧に『雪濃湯』という特別な名前まである。

『蔵元』



みなさんは、ラーメンをおかずに、ご飯を食べられるだろうか?
ラーメンとライスをいっしょに注文する人は結構多いけれど、
私は、たとえライスサービスの店でも、ラーメン&ライスの組み合わせには抵抗を感じて、ライスを注文したことはない。
「炭水化物を炭水化物で食べるなんて…」と、
お好み焼きをオカズにご飯を食べる関西人に殺されそうだが、つい、そう考えてしまうのだ。

ちなみにマンガ「美味しんぼ」ではラーメンライスの食べ方として、
「麺とスープを口に含んで、ご飯をかきこむ」「麺をご飯にのせて(!)ご飯を食べる」
等の作法が紹介されている。
2000/8/21注 主宰は最近、スパゲティライスがお気に入りである。スパゲティナポリタンをご飯に乗せて食べる。

『醍醐(だいご)』

元々ここは「金太郎」という寮生お馴染みのお好み焼き屋だった。
現在「金太郎」は2階のみの店舗になっている。(以前は1・2階だった)
2000/8/21注 ベンチャー起業雑誌『日経ユーターン』1月号に、なんとここのおばちゃんが
出てた! なんでもお好み焼き屋は客の回転が悪いので、『醍醐』の社長に口説かれて
ラーメン屋にしたんだとか。

しかし、あのおばちゃんが、ベンチャー雑誌に載るとは・・・。



さて、『雪濃湯』だが、おばちゃんの説明によると、麺を食べ終わった後に、ご飯をスープに入れて食えという。
なるほど、そういう風にすれば、「おじや」のようにご飯が食べられる。
抵抗を感じること無しにラーメン&ライスが食べれる。
これは新発見だ。ライスサービスの店に行けば、安く腹いっぱい食べられるということだ。
貧乏グルメを提唱する青山美食倶楽部の主宰として、汗顔(かんがん)の至りである。

というか、こういう食べ方って、もしかして、当たり前のことなのだろうか?!
(特にとんこつの本場、九州の方!)
知らなかったのは主宰だけだったのか?!
九州ではみんなこういう風にして食べてたりして・・・・。

『スターバックスコーヒー』

その店舗の異常な増え方は、アメリカではよくジョークのタネになっている。
「オースティン・パワーズ」では悪の秘密組織「バーチュコン」のダミー会社としてギャグにもされた。



青山一丁目周辺は、更に輪をかけてラーメン屋が少ない。
正確に言えば、中華料理店などはあるのだが、気軽に入れる『ラーメン屋』というのが無い。
ラーメン屋に限らず、この辺りは、ファーストフード・ファミレスなど、気軽に入れる類の店がほとんど無いのだ。
あのマクドナルドも無い。
それどころか、現在都内にガン細胞の様に急増している「スターバックスコーヒー」でさえ無いのだ。
2000/8/21注 青山にほど近い永田町は更に更にものすごく食事処(&コンビニ)が少ない(高級料亭を抜かしてネ)。
しかし今年の春に、「マクドナルド永田町店」が出現! 政治家は庶民派をアピールするために、ここで接待してはどうだろうか?



その中にあって、雑誌に(たまに)載る名物ラーメン屋が、ただ一軒ある。
『麺屋武蔵』である。
立地的に言うと、駅から遠いし、周りには青山墓地しかないし、最悪である。
逆に見れば、「競争相手がいない」というメリットがあるが、とにかく同業者どころかめぼしい食事処すらない所なのだ、この辺りには。(近くに赤坂高校があるから、エスケープ高校生が上得意である可能性もある)

『麺屋武蔵』

ピンぼけしちゃってごめんなさい。


店内はかなり綺麗。厨房も店員の制服も汚れ一つ無い。
食券制だが、なんでも「お金を触った手で調理したくない」というポリシーなのだとか。
店の至るところにスープについての能書きが書かれていて、自信の程もうかがえる。
焼き魚や煮干・昆布から取った、化学調味量ゼロのスープが自慢なのだという。
なるほど、魚臭さを感じる。しかし生臭いというほどではない。

「上手にダシを取ったんだな、職人の技だな」なんて事を思わせたりするが、はっきり言ってソバつゆの味そっくりである。
正確に言うと「ゴマ油で揚げた天ぷらを使った天ぷらソバのつゆ」の味だ。
麺もちぢれのない太麺で、ソバそのもの。
でも美味しいのは確か。
うまく言いかえれば、日本人の味覚に合った『和風ラーメン』といったところだ。
主宰はかなりお気に入りである。
初めて行く方は、スープをたくさん飲んで、よく味わってもらいたいので、「あっさり味」で注文しよう。

『麺屋武蔵』の場所は第2章の地図に載ってます。

今回はこれで終了です。
次回もよろしければ読んでください。

 

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